
【詳しい解説】
著者には大変申し訳ないのですが、私はビジネス書を最初から最後まで読まなくてもいいと思っている派です。

その理由は、ビジネス書の目的が全部読むことではないからです。
A「なぜビジネス書を読むんですか?」
B「最初から最後まで読むためです」
と答える人はいないでしょう。
国語の授業では
「最初から最後まで1字1句丁寧に読みましょう」
と習ったかもしれませんね。
でも、それをビジネス書を読むときまで守る必要はありません。

自分の経験上、最初の30ページでつまらない内容の本は、最後までつまらない可能性が高いです。
これが「小説」だと、最後の最後で大どんでん返しが待っているかもしれないので、がんばって読むこともあります。
しかし、ビジネス書で最後の最後に大どんでん返しは待っていません(断言)。
だから「これ、なんか違うな」と思ったら、途中だとしても読むのをやめてOKです。
お金を払って買ったからもったないと思うかもしれませんが、ダメな本を読む時間の方がもったいないです。
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中には、ページ全部に「ふせん」を貼りたくなるような本もあります。
素晴らしいことですが、「これだ!」と思ったらすぐ行動しましょう。
どんな小さなことでもいいのでアクションを起こしましょう。
なぜかというと、行動を起こす前に「最後まで読む」という行動をして、気づいたら行動をしていない場合があるからです。
たとえ本を読んでいる途中でも、「これだ!」と思ったら読むのをやめて行動しましょう。
「鉄は熱いうちに打て」と言いますが、「これだ!」と思った瞬間が1番やる気になっています。
最後まで読んでいるうちにそのやる気は失われていきます。
誰が「最後まで読まないと行動してはいけない」と言ったのでしょうか?
そんなバカげた話はありません。
ビジネス書を最初から最後まで読むことは、目的ではありません。
その本を読んで行動し、あなたの人生をより良くすることが目的です。