
【詳しい解説】
私は会社員時代、年1冊、本を出すつもりで仕事をしていました。
毎年新しい仕事を割り振られるので、誰もやったことがない仕事をする機会が多かったからです。
私は実際に専門書を書いて出版していましたが、別に商業出版をしましょうという話ではありません。
本が書けるくらい、仕事を言語化しましょうということです。
とはいえ、いきなり「本を書く」と言われても何をしたらいいか分からないと思います。
だからまずは、自分の仕事のマニュアルやチェックリストを作りましょう。

マニュアルといっても、いきなり何十ページも作る必要はありません。
1ページでかまいません。
箇条書きでかまいません。
自分の仕事の中で、いつも行っている仕事をマニュアル化してみましょう。
- どんな手順で進めているのか?
- どんな作業があるのか?
- 上司の確認は必要なのか?
すべて「言語化」してみてください。
ちなみにこの記事を書くときは
- ネタを決める
- Canvaで図解を作る
- Canvaでアイキャッチ画像を作る
- 記事を書く
- 図解がしっくりこない場合は作り直す
- Twitterで流す
という流れです。
まずは自分がわかる程度でいいので作ってみましょう。
今後、同じ仕事をするときにそのマニュアルを見ながらやってみてください。
最初に作ったマニュアルでは、うまくいかないことに気づくと思います。
すぐにマニュアルを「改善」しましょう。
おそらく3~5回くらいするとマニュアルがほぼ完成すると思います。

マニュアルができたら、仕事の流れをもとに「チェックリスト」を作りましょう。
全部を網羅する必要はありません。
特に「間違えやすい点」をリストにします。
例えばこのブログのチェックリストは
- 声に出して最初から最後まで読んだか?
- 図解の中で誤字脱字はないか?
- 記事本文中で誤字脱字はないか?
みたいな感じです。
仕事でミスをしたら、なぜミスをしたのかを振り返って、チェックリストに加えます。
- 自分の過去のミス
- 普段から気をつけている点
- 自分以外の人の失敗事例
があれば、それも加えていきましょう。
私は会社を辞めてからフリーランスをしていますが、上司がいるわけではないので必ずマニュアルとチェックリストを作り、改善しながら仕事をしています。

1年間、仕事をしながらマニュアルやチェックリストを作っていきましょう。
それがあなたにとっての「本」になります。
「いやいや、全然本じゃないよ」と思うかもしれません。
その通りです。
「本を書くこと」自体は目的ではないからです。
目的は
「なんとなくやっている自分の仕事を言語化する」
ことにあります。
言葉にするためには、なんとなくの部分を明らかにする必要があります。
それはとても面倒なことです。
でも、一度やってしまうとクリアになります。
テキストにすることで、客観的に自分の仕事を見ることができます。
意外とこれをやっている人が少ないです。
実は、もっと他に良い方法があることに気づきます。
実は、やらなくていいことをやっていることに気づきます。
実は、順番を変えるだけで全く違う結果になることに気づきます。
まずは簡単な仕事から、マニュアルやチェックリストを作ってみましょう。
1年後には「1冊の本」になっているように、自分がやっている仕事を順番に言語化してみましょう。