
【詳しい解説】
今回は新刊を読むことが良いとか悪いとかではなく、「新刊ばかり読んでいないか?」という話です。
ビジネス書を年間100冊以上読む方は、この症状がよく出ているのでご注意ください。

自分の失敗談ですが、ある時期、「新しく出るビジネス書」ばかりを買って読んでいました。
新刊のビジネス書の中には、「勢い」で売れている本もあります。
これは売り方がうまかったり、話題の人(あるいはそのゴーストライター)が書いているような本です。
こういう本は少し経つと全く話題にならなくなり、ブックオフに大量に売られているのを見てきました。
新刊にはエネルギーがあります。
魅力的にうつります。
しかし、新刊という流行を追いかけ続けて、私は途中で疲れてしまいました。

それからは「自分が初めて読む本は全部新刊」だと思って、本を選んでいます。
もちろん、5年、10年と経てば世の中は変わっているので、内容的に古いものも出てきます。
それでも20年経とうが、1000年経とうが、「変わらないもの」というのはあったりします。
例えば1000年前に書かれた源氏物語や枕草子もそうです。
時代が全然違っても、その中でも「ああ、昔の人も同じ気持ちだったんだな」という発見があったりします。

本を読むときに出版年を気にしている方は、気にせず手に取ってみてください。
一時的にトレンドになって売れる本だけでなく、長い間、多くの人に読まれてきた本も手に取ってみてください。
初めて読む本は、全部新刊です。
自分で本を読むチャンスをつぶさないようにしましょう。
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お金に関する本で私がおすすめするのは『金持ち父さん 貧乏父さん』です。
20年前に出版されて以来、世界中で読まれています。
正直、不動産投資の部分は当時のアメリカならで全く参考になりませんが、【経済的自由になるためのお金の考え方】自体は、今読んでも全く変わりません。
『本当の自由を手に入れるお金の大学』とセットで読むと、お金の考え方の根本が変わらないことがよくわかります。
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